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治療体験談

むち打ち症と診断されたが…脳脊髄液減少症を併発
脳脊髄液減少症・51歳・女性

 3年ほど前、交通事故でむち打ち症と診断され、整形外科に通院しました。事故からちょうど1ヶ月後、ひどい頭痛で、息もできないほど辛い思いをしました。 整形外科での、痛み止めの注射だけでは効かず、午前中は整形外科での治療、夕方は所沢リバースで鍼治療をしてもらい毎日を何とか過ごしておりました。 頭痛・めまい・吐き気・耳鳴り・首や背中の痛みがひどいなど、起きているのが辛い生活が毎日続きました。
 半年ほど経ったある日、偶然新聞で「交通事故で整形に半年通院しても回復が見られない人は、この病気を疑ってください。。。」と言う記事を読んで、「自分はむち打ちではないのではないかと?」と思い、インターネットで調べ、検査・治療をしている全国の病院に電話をかけました。 しかし、どこも「受診待ちの患者さんが多くて、対応できないので、他県からの患者さんは受け付けられない」という返答でした。 それから、2ヶ月経って、やっと某大学病院で検査を受けることができ、病名が分かりました。  「脳脊髄液減少症(低髄圧減少症・低髄圧症候群」でした。 何かのショック(転ぶ・しりもちをつくなどでも)で、脳を浮かばせている髄液が漏れ、脳が正常な働きが出来なくなり、上記のような症状が出るそうです。
 年齢的に、更年期障害ではないかと思い婦人科へ。自分の心が治りを遅くしているのではないかと思い心療内科へ。脳に異常があるのではないかと思い脳神経外科へ。 しかし、どこへ行っても「異常は無い。精神的なものではないか。時間が解決してくれるでしょう。」と言われました。 外から見える症状ではないので、誰にも理解してもらえず、辛い日々が続いたのは、この病気のせいだったのです
 現在ではまだ、ブラッドパッチという自己血液を漏れているところに入れ、血のりで漏れているところをふさぐという治療しかないとのこと。 自分では、水分を取り、横になる。などの対策をしながら、生活していかなくてはならないとのこと。
 あれから2年半、6度の入院・治療をおこない、今は長距離の移動・近所への自転車での移動が出来るようになりました。 日常生活も無理をしない程度なら出来るようになりました。 前向きに考えることが出来るようになり、「こんなことができるようになった」と、日々自分を褒めて生活しております。
 新井先生には、今でもどうしても動けなくなった時には、鍼治療をしてもらって、少しでも楽に動けるようにしてもっらています。 何より、最初から私の辛さを理解してくださり、この病気とわかってからも、この病気に対して理解してくださり、心の支えとなってくださっています。
 たった一つの出来事が、私の一生を左右する病気を起こしたのです。はやくこの病気のことを知っていれば。 そして、早く検査・治療をしてもらえれば、辛い日々が長く続くことはなかったと思います。
 まだ、治療が保険治療として認められていないので、高額の入院・治療費がかかりますが、先ごろ、たくさんの皆さんの署名を厚労省に提出したと言うニュースがありました 早く、保険医療として認められ、辛い思いをしている人が、負担が少なく治療してもらえる日が来ればいいと思っています。
 原因は違っても同じような辛い思いをなさっている方々のお力になれればと思い、新井先生に進められペンを取りました。
 現在同じような症状でお悩みの方へ、詳しい資料も提供しましたので、ご覧下さい。
 1.私の事故以来の経過、現在の症状
 2.読売新聞に掲載された脳脊髄液減少症の記事
 3.某大学病院による同病の方への日常生活の送り方のアドバイス
 4.詳しい資料をご覧になりたい方へ。