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こんな症状の改善に東洋医学は効きます!

ノイローゼ(自律神経失調症)
発症と症状
 発症はいつから…と言う明確な時期は、不明な場合が多いようです。年代としては40才代以降に起こりやすいです。
 これは自分の変化に富んだ成長期、成人してからは就職、結婚、育児などの生活に忙殺され、自分の体調に構っていられない時期なのかも知れません。 それらが一段落して、一定の生活状態を営めるようになると、自分自身に目がむいて、自分の精神状態、体調が気になり出し、そして、その頃から発生しやすい時期になるようです。
 症状は、人によりまちまちですが、心悸亢進(動悸)・めまい・身体が熱くなる・顔が赤くなる・不安で落ち着けないなどの症状が出てきます。
 人の身体は、各系統の神経の総合的働きのバランスで生き、そして動いています。 その神経の中で、自律神経は血管や筋肉、各種器管に添うように分布しています。
 例えば、頭を使う作業をするときは、交感神経が活動し、副交感神経はあまり活動せず食欲を押さえます。 そして両方が同時に働き過ぎないように、身体が壊れないように、コントロールしてくれます。 その神経の働きのバランスが崩れると(交感神経緊張気味)になると、身体が緊張気味になり、色々不都合な症状が出てきます
治療
 鍼灸治療はよく効きます。 まず、身体の交感神経の興奮を抑えるつぼに鍼灸をします。落ち着いてきたら、その人が訴える症状を治療していきます。 過敏な人が多いので、刺さない鍼、温灸を用い皮膚の上から軽く気持ちよい刺激を与えます。 人によっては、気持ちよくて眠ってしまいます。その時は効果も高いものです。
 この症状の治療期間は何日と決められませんが、じっくりと治療を受けてもらいます。 治療の間隔をあけても、症状が出なくなったら終了です。また、月に一回程度継続されると、たいへん元気になります
鍼灸イラスト
家庭で出来る簡単対処法
 この症状には、簡単な対処法はありません。 自分と周囲の環境が上手くいくように、周囲の人の助けも借りて、改善していくことが大切です。