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こんな症状の改善に東洋医学は効きます!

野球肘

発症と症状
 発症は大体9才〜12才頃です。
 投球時の肘関節の痛みが主ですが、触ってみると、肘関節の周囲に、痛みと硬くなった所があります。ひどくなると、何もしなくても痛みます。 ボールを数多く投げるポジション(投手、捕手)の子どもに多く発生します。
 小中学生は外見からすると、成長するにしたがい体格は目覚ましく良くなりますが、骨の成長はそれより遅く、9才〜12才頃の子供の骨はまだ完成していませんし、軟骨部分が多い状態です。 この時期に、過度に投球動作、特に変化球を投げると、軟骨部分が壊れたり、欠けてしまい(“関節ねずみ”と言われるもの)、肘関節を器質的に破壊します。
 痛める部位は、最も多いのが内側上顆(肘の内側)、次に上腕骨小頭(肘の外側)、そして肘頭、滑車部(肘の後側)の順です。

治療
 鍼灸治療が有効です。 治療は、悪化が進行する前に出来るだけ早く開始することが重要です
 まず、関節の痛む処を治療します。そして、関連する腕の部分も治療を加えます。 動かしても、投げても、痛くなくなる状態になるまでキチンと治療を継続していきます。 また、運動療法、ストレッチなども並行して行います。
 *治療中の練習は、痛み方の程度で変わります。 ご一緒に考えていきたいと思いますので、最初は保護者の方もご来院ください


スポーツ障害の予防にはストレッチが大切です
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