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こんな症状の改善に東洋医学は効きます!

頚肩腕症候群

発症と症状
 感冒、過労、動脈硬化、糖尿病などによっておこります。首、肩、上腕、前腕にかけて痛みとしびれを起こします。 突然ズキズキする痛みを起こし、指先までしびれます。じっとしていても痛み、腕をもぎ取りたいほどです。 持続的に痛みますが、腕の角度によりスッと消えたり、再度痛みが出てきたりします。
 痛みは、昼間ばかりでなく、夜間に起こることも多いものです。年齢的には40才過ぎに起こることが多いようです。
 神経的素質に、過労や、神経・血管に持続的刺激が加わり起こる神経炎です。 また、脊柱の疾患や、腕神経叢に刺激の加わる疾患、変形性頚椎症、動脈硬化による神経の圧迫、心臓疾患による反射痛など疾患によっておこる場合もあります。
 五十肩と違うところは、肩関節の腫脹と、運動制限を伴わない事です。 一般的には、腕の使い過ぎによって、起こることが多いものです

治療
 鍼灸治療は有効ですが、原病が有る場合はそれに対する治療も必要です。
 腕は、上腕神経、橈骨神経、尺骨神経、正中神経、前胸神経、長胸神経、腋窩神経、肩甲上神経、肩甲下神経が関与しており、 神経の影響は多岐にわたりますが、治療上は、腕の痛みが出る場所、放散する場所に、はりをしていきます。
 同時にお灸もすると、効果が上がります。
 根本は神経炎なので、神経の炎症を抑えるように軽い刺激を心がけます。治療期間は多少長引きます。根気よく続けることが必要です
 痛みがなくなれば、終了しますが、再発しないように過労を避ける工夫が大切です。
鍼灸イラスト

家庭で出来る簡単対処法
 まず、原因となった作業を中止し、休養を心がけましょう。痛みの激しい場合は、入浴や、つよく揉むことは避けましょう。
 回復期に向かったら、上体、特に肩関節、腕を主体にした体操、ストレッチをしましょう。