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寝違いとは、正式な疾患名ではなく、起こした時の状態の症候名です。
文字通り、本人が寝ている間に起こり、目が覚めたら頸部が動かなくなっているという発生の仕方です。 動かすと痛む程度から、何もしなくても痛く、まったく動かせないひどい状態もあります。 腫れ、圧痛(押すと痛むこと)、硬結(さわって硬いこと)、熱感が強い場合は、重症です。 根本原因として、頸椎の変形、配列不良、椎間板の変形などもあります。 それらがあまり無くても、前日までの身体の動きの中にそれを起こした原因があって起きる事が多いのです。 ただ、ご本人がその原因を自覚できるかどうかは分りません。 治療する側としては、寝違いの状態、ご本人への問診などで原因を探っていきます。 また、その人の身体の捻じれの特徴から普段の動きのクセを判断し、寝違いを起こした原因を判断します。 |
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重症の場合は、まず痛みを取ることを目的に治療します。 鍼灸治療が最適です。頸部、肩部、手のつぼに軽く鍼(はり)をします。 そして痛みが減ってきたら、捻じれの状態診て、矯正の方法を決め矯正します。 軽いものは一回で治ります。 中程度の場合は、3〜5回かかります。 重症になると一週間程度かかりますが、無理をすると寝違いに戻りやすいので、日常生活・仕事・運動は無理をしない事が大切です。 |
もし起きてしまったら、早めに治療開始する事が大切です。
痛みがある間は安静に、治ってきたら徐々に身体を動かしましょう。 普段疲れをためない事、入浴は少しぬるめの湯に長めに入り、筋肉の疲れを取りましょう。 枕は、型や種類にこだわらず、その時に最も楽な枕を使用してください。 |