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乳汁の分泌が不充分で、授乳に充分な量が出ない状態を言います。 局所的な原因は、先天的乳腺の発育不全、乳腺炎により乳腺組織が破壊されてしまい乳腺が閉鎖した場合、 乳頭の形が異常で吸引困難な場合、乳児の吸引力不足による場合などがあります。 全身的原因は、母体の栄養不全、分娩時の大出血、産褥時の発熱などによる衰弱、精神的ショック、 下垂体前葉の機能不全などがあります。 局所的な原因の場合は、対処、改善が出来ない場合がありますが、全身的原因によるものは、改善できる場合が多いです。 まず、栄養状態を改善し、精神をリラックスさせ、恐怖感、不安感を取り除くことが必要です。 |
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肩部、背部、乳房をマッサージして、乳房に吸引刺激を与えることが大切です。
鍼灸治療もよく適応します。 上半身および、乳房の周囲にごく浅い鍼をします。全身の緊張を取り、乳の出を良くすることが目的です。 当院には、女性治療師がおりますので、安心してご相談・ご来院ください。 また、治療後の乳房の吸引刺激には、旦那様のご協力をお願いする場合があります。 |
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分娩後、一昼夜ぐらいは、乳の出ない場合もありますし、その後、出るようになってからで充分授乳は間に合います。 初産婦は、それらの知識を正しく得るように心がけ、不安や精神的ショックで、かえって乳が出なくなることが無いようにしましょう。 |