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こんな症状の改善に東洋医学は効きます!

仮性近視

発症と症状
 人の眼は、遠くも近くも見ることができますが、遠くを見る機能が衰えて来た時に、仮性近視は起こります。
 6才位から発症するようですが、子どもなので発見が難しいものです。 同じ年頃のお子さんが、遠くの距離でも見える物を自分の子供が誤認したりするようになって、初めて気づくことが多いようです。 はじめのうちは、日常生活にほとんど支障がありませんので、学校で検査をして、初めてわかることがほとんどです。

 両親の近視の遺伝的要素を受け継いでいる場合は発症しやすいものです。
 原因は、近くのものを長く見過ぎる習慣が身に付いてしまったり、 テレビやゲームなど、光る画面を見過ぎて眼の疲れを促進させている場合が多いようです。
 物を見るために働いている筋肉は、遠くを見るときは緩み、近くを見る時には緊張します。 その筋肉が一時的に、緊張したままになってしまった状態を仮性近視といいますこの筋肉を緩めてあげないと、真性近視(本当の近視)になってしまいます

治療
 鍼灸治療と、マッサージの併用が効果をあげます。
 特に顔面の眼のつぼ、頸の後のつぼ、肩の部分のつぼを刺激する治療が効果を上げます。 また、遠方を見えるようにする方法を同時に覚えてもらい実行して頂きます。
 早い人は、治療直後にその効果が出て、回復の目安が測れます。治療期間は一カ月から、数か月かかりますが、 一か月たっても効果の出ない場合は回復、改善は難しいです。
 また、眼底に器質的変化が表れている場合は、完全回復は難しく、少し視力が向上する程度です。

家庭で出来る簡単対処法
 方法は簡単ですが、継続して実行させる事が難しいと思います。
 まず、近くの物を見る、テレビを見る、ゲームをやる等の時間を減らすことです。 また、外遊びを積極的にさせ、遊びの内に遠くの物を見る習慣を身に着けさせることが大切です。
仮性近視イラスト